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北京の暖房、將來は淺層地熱エネルギー利用へ
発信時間: 2009-08-12 | チャイナネット

 北京市地質鉱産勘査開発局によると、同局が3年がかりで完成した「北京平原區淺層地熱エネルギー資源地質勘査報告」で、北京市平原地區の淺層地熱エネルギーの靜態的な蓄電量は1.9×1015キロジュールとなり、6620萬トンの石炭に相當、暖房面積にして9.59億平米に達し、2020年までに必要な北京市全體計畫の暖房面積を賄えることがわかった。「科學時報」が11日伝えた。

 淺層地熱エネルギーとは、地殻淺部の変溫層以下の深さ(200メートル以內)にある巖土と地下水の中に潛む、今の技術で開発利用可能な低溫地熱資源で、分布範囲が広く、環境にやさしい、循環再生可能という特徴がある。

 北京市は06年、淺層地熱エネルギーの合理的な開発を推進するべく、「北京平原區淺層地熱エネルギー資源地質勘査プロジェクト」に995萬3700元を投資。プロジェクトチームが現狀の調査をベースに30の典型例を選んで統計分析を行い、従來のボイラー暖房と冷水ユニットによる冷卻プロジェクトを比較したところ、淺層地熱エネルギーを利用すれば冬場は30%以上、夏場は10%以上の省エネが可能だとわかった。「第11次五カ年計畫(06-10年)」期間中に、北京では淺層地熱エネルギーを利用できる建物を3500萬平米建設し、年間約3.6萬トン分の石炭の利用を減らすほか、二酸化炭素の排出を84萬トン、二酸化硫黃の排出を1萬トン、煙と塵を1.3萬トン、窒素酸化物の排出を0.39萬トン削減する方針だ。(編集KA)

 ?人民網日本語版?2009年8月12日

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