中國(guó)が自主開(kāi)発した時(shí)速350キロの次世代高速列車模型の風(fēng)洞試験がこのほど、中國(guó)人民解放軍総裝備部の四川省駐在某研究所の8メートル×6メートルの低速風(fēng)洞で行われた。今回の試験は、新型高速列車のデザインと改善方案に対して、信頼できる科學(xué)的根拠を提供することとなる。「科學(xué)時(shí)報(bào)」が2日に伝えた。

　今回の風(fēng)洞試験の目的は、主に列車デザインの選択とテストだ。テスト項(xiàng)目はパワー測(cè)定、圧力測(cè)定などで、列車の模型は実物の8分の1の大きさ。先頭車、中間車、後部車の3両編成で、頭部車は5種類の模型が用意された。できるだけ列車の運(yùn)行環(huán)境に近い情況を再現(xiàn)するため、全長(zhǎng)14メートル以上の路床と線路も設(shè)置された。

　低速風(fēng)洞は航空機(jī)?宇宙船に対する空気力の研究を行う大型設(shè)備であり、空気の流れが飛行體に及ぼす影響を測(cè)る各パラメーターを得ることができる。このほか、民用建築の防風(fēng)設(shè)計(jì)、車両運(yùn)行の安定性などに対しても、信頼できるデータを提供できる。統(tǒng)計(jì)によると、この研究所ではすでに、低速列車、高速列車、リニアモーターカーなど20種類以上の列車の風(fēng)洞試験を行っており、列車運(yùn)行の安全性、省エネ研究に技術(shù)的サポートを提供しているという。(編集SN）

　「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2009年12月2日