一部歐米メディアがここ數年、「中國が孔子學院を通じて西洋社會へ中國文化を浸透させることをも目論んでいる」といった批判を繰り返している。このような批判に対し、海外の孔子學院の責任者は北京で、「孔子學院は、外國人が中國語を學び、中國文化を理解するために必要な存在だ」と語った。統計データによると、海外の孔子學院は、世界88の國と地區で計282校に達している。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
孔子學院理事を務めるカナダ?マックマスター大學(McMaster University)文學部のスザンヌ部長は、取材に対し、「中國は西洋との相互理解の強化に努めるべきで、孔子學院はまさに中國と西洋の交流および相互理解にとって最良の存在だ。海外で最も大きく、最も権威ある中國語教育?中國文化普及機関である孔子學院は、中國と世界各國との友好関係の発展において、中國語と中國文化に対する世界各國國民の理解を深める上で、重要な役割を果たしている」とコメントした。
イタリア?ミラノ聖心カトリック大學(Universita Cattolica del Sacro Cuore di Milano)孔子學院のアデリオ院長も、「中國文化浸透」論に反対の立場に立っている。同院長は、「私達は孔子學院が、學生の中國語學習と中國文化の理解のために必要であり、その他の意図はないと認識している」と語った。
米ジョージ?メイスン大學視覚蕓術學部のウィリアム部長は、「世界における中國の地位がますます高まる昨今、中國語を學びたいという外國人は増える一方だ。多くの國家をカバーする孔子學院ネットワークにジョージ?メイソン大學も加わることができて、大変喜ばしい」とコメントした。
ウィリアム部長は、孔子學院による「文化浸透」論について、笑いながら、「我々米國人は恥ずかしい気持ちで一杯だ。あなた方中國人が飲むコーラや聴くマイケル?ジャクソンの曲はいずれも、米國文化の浸透以外の何物でもない。米國人も、中國のカンフー、郎朗、ジャッキー?チェンが大のお気に入りだ。文化の浸透はお互い様だ」と述べた。(編集KM)
「人民網日本語版」2009年12月11日