2010年の年明け早々となる11日、中國初の4Ｄ立體アニメ映畫「漁童」が上海で公開された。同作品は上海電影集団上海美術(shù)電影製作所、黒竜江省4Ｄ映像デジタル科學(xué)技術(shù)有限公司、ハルビン奇升世紀(jì)科學(xué)技術(shù)開発有限公司が共同制作したもので、過去の名作を立體映畫としてリニューアルした、初の4Ｄ映畫となる。中國新聞網(wǎng)13日が伝えた。

　上海美術(shù)電影製作所が1959年に制作した切り紙細工アニメーション映畫「漁童」は、そのストーリーの豊富さおよび構(gòu)想の深さで多くの人に影響を與えてきた。多くの人が今もなお、その名臺詞を覚えており、映畫そっくりに真似できる人もいるほどだ。

　上海電影集団の汪天雲(yún)副総裁は、「このように影響力の大きいアニメーション映畫をリニューアルすることにより、中國の伝統(tǒng)的な切り紙細工アニメーションを、最新の立體映像技術(shù)と結(jié)合させ、中國の伝統(tǒng)文化を人々に伝えると同時に、様々な新しい視覚體験をもたらし、4Ｄ技術(shù)への注目を高め、理解を深めていきたい」と語る。（編集SN）

　「人民網(wǎng)日本語版」2010年1月15日