清朝乾隆期に造られた貴重な花瓶がロンドンのオークションで5160萬ポンド(8300萬ドル)の高値で落札された。これは中國の蕓術品の競売価格の最高記録を更新するもの。
この花瓶は、ロンドン郊外のある民家で発見されたもので、主人がちょうど部屋の掃除をしていたときだとのことだ。専門家の鑑定により、この花瓶は清朝18世紀の乾隆期に造られ、「構造が珍しく、保存狀態も良好」ということで、非常に高い価値があると認定された。
今回のオークションはベインブリッジズロンドン競売所が主催した「アジア蕓術展」の一環で、上述した花瓶は競売前では80ー120萬ポンドと予測されていた。多くの競売価格が飛び交う中、最終的にあるバイヤーが50倍の価格で競り落とした。このバイヤーはまだ名前を明らかにしていないが、北京から來たらしいとされている。これまで中國の古典蕓術品の競売価格の最高値は、古代の詩人黃庭堅の手書きの「砥柱銘」が出したもので、2010年に匿名のバイヤーが6600萬ドルで買い取った。なお、中國の花瓶のこれまでの競売最高値は、10月に香港ソスビ競売所が出し、価格は3260萬ドルとなっている。(編集YS)
「人民網日本語版」2010年11月15日