先日、日本人2人がスパイ容疑で中國の警察當局に拘束された。うち1人は中國と朝鮮の國境周辺での情報収集をした疑い、もう1人は浙江省の某軍事基地周辺で寫真を撮った疑いで、インターネットで議論された。これについて、海外旅行の狀況に詳しい日本人作家は、「日本人は旅行中に寫真や動畫を撮影して思い出を殘すことが好きだが、このような方法が世界で通用するわけではない。これも日本人が拘束された主な原因である」と指摘した。
では、海外旅行でどのようなことに注意する必要があるのか。
日本人観光客にとって、旅行中の撮影は當然することである。どうしても撮りたければ、一眼レフを避け、スマートフォンで撮ることを勧める。
よく使うジェスチャーが海外で誤解を招くこともある。例えば、イギリスで「Vサイン」は中指を立てることと同じ意味である。フランスで親指を立てるしぐさは侮辱を意味し、ギリシャで手のひらを相手側に向ければ「あなたは犯罪者」という意味になる。また、指で人や物を指すことは非常に失禮であるため、海外でしてはいけない。
そのほかに、イタリアで食事する際は、料理が出されてすぐに調味料やチーズを頼んではいけない。これは料理人に対する冒涜になるためである。トルコでは、食事中にナイフを手渡しする行為は「決闘」を意味するため、しない方がよい。シンガポールでは、地下鉄內で飲食すれば罰金を課せられ、刑務所に入れられることもある。
宗教の信仰に厳しい國では注意すべきことが多くある。例えば、中東諸國、特にサウジアラビアで、男女は公衆の場で手をつないではいけない。夫婦でもそうであり、一定の距離を保っておく方がよい。タイでは人の頭を撫でてはいけない。タイで、頭は神が宿る場所と見られているためである。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2015年11月10日