月面ローバー「玉兎2號」は先月29日、3日目の月の夜から目を覚まし、4日目の晝の作業(yè)を開始した。
公式データによると、玉兎2號の設(shè)計上の壽命は3カ月。多くのネットユーザーは、「1月3日に月面著陸してから間もなく3カ月になるが、玉兎2號はすぐに定年退職するのではないか」と懸念している。
実際には心配する必要はなく、退職はまだ先の話だ。中國航天科技集団第八研究院玉兎2號移動サブシステム主任設(shè)計士の劉殿富氏は31日、科技日報の記者に「3カ月は最低限の設(shè)定であり、少なくとも1年は稼働することに期待している。実際にはより長く走ると考えている」と話した。
劉氏によると、この「3カ月」とは月の3日間を意味する。そのため正確に言えば、玉兎2號は今回の目覚めにより、設(shè)計上の壽命が盡きたことになる。
劉氏によると、いわゆる「設(shè)計上の壽命」とはプロジェクトの目標に基づき決められた。「最初の著陸、探査機からの分離、相互撮影、さらに各種科學(xué)探査といった目標を達成すれば、予定の計畫を?qū)g現(xiàn)したことになる。このような目標に基づき、玉兎2號の壽命を設(shè)定した」劉氏によると、今後の探査は計畫外の任務(wù)になる。
そのため設(shè)計上の壽命は、予定任務(wù)に近いと言える。劉氏によると、本當の壽命ならば、玉兎2號はまだ「人生」の10分の1ほどにしか差し掛かっていない。これまでの例を見ると、中國初の月面ローバーの玉兎號の設(shè)計上の壽命も3カ月だったが、月面で972日稼働した。
3日目の夜のスリープに入るまで、玉兎2號は約163メートルを走行し、玉兎號の114.8メートルという記録を更新していた。劉氏によると、玉兎2號は現(xiàn)在走行中で、新たなデータは今回の月の晝が終了した後に発表される。
「この段階に入れば、玉兎2號の走行距離は主要ではなくなり、探査の成果が中心的になる。今後の探査計畫は科學(xué)者の意見に基づき展開される。科學(xué)者がどこに行き何を見るかを指示すれば、玉兎2號はその通りに実行し、新たな科學(xué)の発見を目指す」
公式情報によると、玉兎2號は先月29日の午後8時28分に自主的に目覚めた。中継リンクは正常で、プラットフォームも正常に稼働しており、引き続き科學(xué)探査任務(wù)を?qū)g行する。嫦娥4號著陸機は30日午後6時14分に正常に目覚めた。中継リンクは正常で、プラットフォームも正常に稼働している。今後も引き続き玉兎2號と共に、計畫に基づき4日目の晝の作業(yè)を展開する。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2019年4月1日