もっとおいしい物を食べるには、上質の食材と技術が優れた料理人のほかに、人工知能(AI)技術も必要なのかもしれない。AI技術企業は舌の上のビジネスに著手し、食品企業がより競爭力の高い商品を作れるようサポートしている。
AP通信の21日の報道によると、IBMは今年初めに食品業に參入し、調味料メーカーのマコーミックと提攜し、數百萬カ所の「データスポット」で収集したデータに頼り、マコーミックのAI學習と予測を利用した調味料の配合をサポートし、より迅速かつ効率的に調味料分野を模索している。
ベルギーと米國で運営しているスタートアップ企業のフードペアリングは「世界最大の味のデータバンク」と言われ、食客の好みをもとにより人気のある食品と飲料の組み合わせを予測する。
フードペアリングの創始者の1人であるベルナーど?ラウス氏は、「多くの食品企業がデジタル化し、データをもとに生産するようになっている。消費者の商品に対する見方を分析するアルゴニズムを開発すれば、専門家チームや消費者団體の反応を確認する必要はなくなる」と話す。
ベルギーの有名レストランはフードペアリングの意見を採用し、カキとキウイを組み合わせた料理を作り人気を集めた。この料理は店の看板メニューになっている。
米ニューヨークの「味分析システム」は食品業をターゲットとしたAI技術企業である。同社は味、香り、食感に関する「美食のパターン」を形成。最近、400萬ドルを資金調達し、食品企業が「より優れた、適切で健康的な商品」を作れるようサポートしている。
AP通信は投資サイトの統計を引用し、米國の食品技術分野の投資額は2018年に169億ドルに達したと伝えた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2019年7月28日