9月3日、デジタル故宮展示區(qū)を見學(xué)する來場者。
9月2日から7日にかけて、2021年中國國際サービス貿(mào)易交易會が北京で開かれている。今回の交易會はデジタルサービステーマ展示區(qū)を初めて設(shè)置し、デジタル故宮専門エリアが見どころとなっている。故宮がデジタル形式で全面的に展示會に參加するのは初めてとなる。
故宮博物院デジタル情報部の于壯副主任によると、デジタル故宮展示區(qū)は敷地面積285平方メートルで、「デジタル文物」「デジタル考古」「デジタルサービス」の3カテゴリを設(shè)置。全景故宮、名畫記、デジタル文物庫、デジタル多寶閣、氷嬉図、VR劇場(考古遺跡)、AR展示(考古遺跡)、「デジタル故宮」アプレット、「故宮出品」アプリなどの展示を通し、故宮博物院のデジタル科學(xué)技術(shù)による故宮保護、デジタル資源による社會奉仕の最新成果と応用を紹介する。
1998年に故宮資料情報部が設(shè)立されて以降、故宮は20年以上にわたりデジタル化の道を歩んできた。デジタル技術(shù)の応用範(fàn)囲拡大に伴い、資料情報部はデジタル情報部に改名し、600歳を超えた故宮はデジタル時代によって新たな生命力を持っている。
于壯氏は、「20年以上にわたり、我々が蓄積したデータは故宮のデジタルサービス能力を高めただけでなく、文化遺産をよりしっかりと保護?伝承することができた」と述べた。
故宮は文化と科學(xué)技術(shù)を深く融合し、一般から広く認められている。于壯氏によると、故宮の各種デジタルプラットフォームとデジタルサービスは世界200以上の國と地域に広がり、各種アプリの中英語版は注目を集めている。中國共産黨第18回全國代表大會(十八大)以降、故宮のデジタル文化マトリックスは90億人以上にサービスを提供した。
于壯氏は、「我々は世界最大で保存狀態(tài)が最も完璧な木造建築群および186萬點の文物を有し、これは中華民族の寶であり、全人類の文化遺産でもある。これらの貴重な人類文明の財産をどのようにしてより多くの人に身近に感じてもらうかは、我々の課題である。サービス貿(mào)易交易會は我が國の対外開放の3大プラットフォームの1つであり、このプラットフォームを通し、デジタル化で世界に故宮を推薦すると同時に、海外機関と交流を強化し、幅広い國際協(xié)力を模索したいと考えている。我々の最終目標(biāo)は文明の交流を通し、人類運命共同體を共同構(gòu)築すること」だと話した。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2021年9月5日