中國科學院が南京市で3日に開いた會見によると、國際地質科學連合(IUGS)はこのほど第2回「世界地質遺産100選」を発表した。中國からは「烏達ペルム紀植物化石産地」「自貢大山鋪恐竜化石群遺跡」「桂林カルスト」の3カ所が入選した。
IUGS世界地質遺産委員會副委員長で、中國地質大學(北京)教授の張建平氏は、「地質遺産は地球の46億年の変化の歴史を忠実に記録する再生不可能な貴重な資料だ。地理的環境の変遷、鉱産資源調査、生命の起源などの研究の実施に対して重要な価値を持つ。地質遺産地は國際的な意義を持つ地質遺跡もしくは地質プロセスを擁する重要エリアだ」と述べた。
張氏はさらに、「世界地質遺産に入選するには、世界的な科學の価値を持ち、高水準の研究成果によってそれを示している必要がある。中國の3カ所の入選は、その科學的な価値と研究水準が世界の學術界から一致して認められたことを意味する。現在の保護狀況も國際社會から高評価されている」と続けた。
説明によると、中國は恵まれた地質遺産資源を持つ。中國の地質科學事業の急速な発展に伴い、中國の地質科學研究水準が持続的に上がり、國際的な學術協力が持続的に掘り下げられる。これにて中國の10カ所が世界地質遺産に選ばれた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年9月4日