2022年の「神舟14號」乗組員任務期間中、中國は世界で初めて稲の種から種への全ライフサイクルの宇宙培養実験を完了し、成熟した宇宙種籾を得た。これらの宇宙種籾はこのほど大規模農地で試験栽培され、豊作を迎えた。
上海市松江區に位置する中國科學院分子植物科學卓越イノベーションセンター作物育種?栽培拠點で、種まきされた宇宙稲が100日以上の成長を経て、稲穂のほぼすべてが黃色くなり成熟した。間もなく第3世代「宇宙稲」の収穫を迎える。
同センターの鄭慧瓊研究員は、「6粒の種籾が問天モジュールと共に打ち上げられた後、59粒の種籾を得た。帰還後、この59粒が貴重であるため、その一部を人工気候室で栽培した。それによって得られた種籾は多く、1萬粒弱あった。それからそのうち一部を抜き取り、大規模農地で栽培した。これがそこから収穫された稲穂だ」と述べた。
説明によると、科學研究者は今後、宇宙稲大規模農地栽培の生産量と農蕓性能の総合分析?評価を行う。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年11月4日