??「嫦娥一號」は中國初の月探査衛星だ。衛星第一號モデルの研究と関連テストが2005年末に完了し、衛星の最終モデルの設計、開発、完成品組立、測定テストおよび各種実験が2006年10月に終了、2007年8月には製品が完成し、各項目テストや審査?検証をパスした。
??衛星「嫦娥一號」は、衛星「東方紅三號」のプラットフォームが利用され、今回の打上げに適応するための改造が進められた。「嫦娥一號」の外観は「東方紅三號」と類似しており、衛星本體は2.22メートルの×1.72メートル×2.2メートルの六面體。両側には開閉式大型ソーラー翼がそれぞれ裝備され、両側のソーラー翼全開時の最大徑長さは18メートルに達する。重量は2350キログラム、設計壽命は1年、月表面から高度20キロの軌道を回る。
??衛星「嫦娥一號」の任務は次の4項目。
(1)月表面の3次元映像の測定
(2)月表面に存在する化學元素と物質の探査
(3)月の土壌の厚さ測定
(4)地球-月間の空間環境の探査
??中國の宇宙船がこれまでに到達した地球から最遠の距離は7萬キロメートル。月は地球から38萬キロメートル離れている上、月、月と地球、月と太陽の相関関係は極めて複雑であることから、嫦娥一號衛星は一般の地球衛星とかなり異なる點が見られる。軌道設計、観測制御、誘導(ナビゲート)およびコントロール、熱コントロール、データ収集用アンテナ開発など各分野において、獨自の特殊性とコア技術が備わっている。図は嫦娥一號のイメージ。
??「人民網日本語版」2007年10月22日