「壽」は中國人に非常に愛されている漢字の一つである。ごく普通の「壽」の字にも、人々の生命に対する熱愛と吉祥に対する渇望が含まれている。數千年にわたる歴史文化の洗練によって、「壽」の字には奧深い意味が秘められたのである。
「壽」の字はしだいに図案化され、蕓術的になり、吉祥の紋様ともなった。「祝壽図」の中には「壽」の字によって構成された紋様があり、「壽字紋」と呼ばれる。いくつかの字から構成された紋様もあれば、一つの字で構成された紋様もある。字形が円いものは「円壽」あるいは「団壽」と呼ばれ、字形が細長いものは「長壽」と呼ばれる。
「団壽」の線はぐるりと途切れることなく続き、生命が延々と続くことをほのめかしている。「長壽」は細長い「壽」の字によって命が長く続くことを表している。「花壽」は「壽」の字と図案を組み合わせたもので、「壽」の字を主體として、吉祥の意味を持つ人物や花卉などを付け加える。今は「壽字紋」の図案を使った服や飾りも多く、年越しに「壽字紋」の服を著ると、喜びのムードが満ち溢れる。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2014年3月26日? |