去年の11月、學校の先生に連れていってもらい、他の4名の學生と一緒に文化交流で日本の山口大學に行くことになった。それが始めて外國の土地に立った経験である。実地で異國の社會や文化を感じ、自國と違うところがたくさんあるのに気がついた。
たとえば、中國の町中には捨てっぱなしのごみが見えるのは珍しくないと言える。しかし、今回日本の山口市に著いて、町中のどこもきれいで、散らかった紙、プラスチックなどのごみがないのを見て、ほんとうにびっくりした。そして、ゴミ箱が置かれるところに、必ずゴミ箱がいくつか並べてあるのに気がついた。ごみを分けてよりよく処理できるようにということである。日本人は環境を保護する意識が強いというのを聞いたことがあるが、本場でそれを目の當たりにして感動した。中國人も環境を守る意識が強ければいいなあと思った。
また、日本のタクシーの運転手さんは中國と違うような気がした。中國では、大手會社は統一した制服を持っているほか、自分の好きな服を著ている。日本ではそれと違い、運転手さんは全部統一した制服を著て、白い手袋をはめている。それは都市の環境を整えることができるだけではなく、日本人の集団意識の強さをも証明していると言えるであろう。が、最近、中國でもそのような政策を作り、実行する都市がだんだん増えてきたらしい。
それに、日本の運転手さんは親切で、丁寧にサービスをしているのである。行き先まで送ってもらった後、彼らはいつも「忘れ物をしないように」と聲をかけてくれた。そして、荷物を車のトランクから、丁寧に、注意深く取り出し、地上に置いてくれた。私たちは彼らのお客さまに対するやさしい態度に非常に感動した。中國にはそういうような運転手さんもいるが、まだ少ないと思う。
日本文化の中に、中國の文化と異なった面がたくさんある。私たちは日本の社會や文化の優れたところを受け入れる必要もあると思う。
(筆者は山東大學の林娜さん)
「チャイナネット」2007年9月24日