鄭和は世界的に名高い偉大な航海家である。西暦紀元1405年7月11日、鄭和は明成祖朱棣の命令を受け、2.7萬余人を率いて江蘇省太倉の劉家港から出航し、中國南海以西の國、地域に航海したが、これは「遠洋航海」と稱されている。28年間に鄭和は前後7回にわたり船隊を率いて遠洋航海を行い、東南アジア、インド洋、紅海、東アフリカ北岸など30余の國と地域に至り、當時先進的であったシルク、陶器、度量衡、暦法などの商品及び科學技術を航海経由國にもたらし、中國の「平和の使者」と稱された。鄭和は、世界航海史上初めて太平洋西部とインド洋を結ぶ直通航路を切り開いたのである。
2005年は中國の「平和の使者」鄭和の遠洋航海600周年であり、この「平和の使者」を記念するため、中國政府は交通部など16部門からなる「鄭和遠洋航海600周年記念活動準備指導グループ」を編成し、「祖國を愛し、隣國との友好を保ち、科學的に航海する」をテーマに記念キャンペンを展開する。
準備指導グループ事務所主任の姚明徳氏の説明によると、現在すでに確定している活動は、2005年6月に北京で海洋発展趨勢セミナー開催、6-7月に鄭和遠洋航海のテレビ特別番組放送、7月に南京で鄭和の遠洋航海600周年國際學術會議を開催、上海で鄭和の航海及び國際海洋博覧會開催、北京で記念展示會及び記念大會開催が予定されている。
現在、この六項目の重要な記念イベントの準備活動が積極的に行われている最中である。同時に、六の記念イベントに合わせて、準備指導グループ事務所は內外に向けて記念キャンペーンのロゴを公募し、適切な時期に記念切手と記念貨幣などを発行する予定である。
「チャイナネット」2005年7月1日