中國國家質量監督検験検疫総局(質検総局)は13日、中國で生産?販売、それに輸入されるコンピュータ?ディスプレイなど6品目を対象に09年3月1日から「省エネラベル」の貼付を義務付け、省エネの最低基準をあらわす5級をクリアしていない製品は中國での生産?販売?輸入が禁止となる。すでに08年12月31日以前に出荷された製品は、2010年3月1日までに「省エネラベル」を貼付しなければならない。「中國新聞網」が伝えた。
質検総局と國家発展改革委員會、國家認証認定監督管理委員會は共同で、「中華人民共和國エネルギーラベルの対象製品目録(第4稿)」と関連製品の実施細則を発表。インバーターエアコン、マルチエアコン(ヒートポンプ)ユニット、貯水式電気湯沸器、家庭用IHクッキングヒーター、コンピュータ?ディスプレイ、複寫機の6品目がその対象となる。
中國では05年3月1日に省エネラベル制度を実施して以來、この3年で大きな省エネ効果があらわれ、現在対象企業は800社以上、対象製品は5萬種類、節電量はのべ200億キロワット時にのぼる。同時に省エネラベル制度実施の足並みも加速。第1稿と第2稿の目録でわずか4品目だった対象製品は、第3稿には5品目、第4稿には6品目加わり、適用範囲が家電製品から照明、工業用製品、商用製品、事務用品にまで広がった。監督?管理が次第に強化され、制度の整備も進められている。
質検総局の関係者によると、中國省エネラベル管理センターは現在、扇風機、炊飯器、コンピューター、プリンター、蛍光燈、蛍光燈用安定器、飲水機、電子レンジ、冷蔵ショーケースなどを対象にした省エネラベル制度の実施について、研究?準備を始めたという。2010年までに20品目以上を、長期的には40品目以上を対象としていく計畫が來年の後半に発表される。
?人民網日本語版?2008年11月14日 |