第21回國連気候変動枠組み條約締約國會議(COP21)が11月30日~12月11日にフランス?パリで開催される。中國の習近平?主席は29日にパリに到著し、30日に會議で世界の気候変動対策に関する中國の見解と主張を表明する。
これに先立ち、外交部の劉振民?副部長はメディアなどに対し、中國は今後もグリーン、低炭素、持続可能な発展の道を歩み、今回の會議で溫暖化ガスの削減について新たな合意が得られることを望んでいると述べた。
COP21の最大な目標は、「國連気候変動枠組み條約」の下で、“法的拘束力のある、各國に適用する”地球溫暖化対策の新たな合意を形成することだ。「京都議定書」の第二約束期間が終了する2020年以降、気候変動の責任を國際社會がいかに分擔するかも、新たな合意である程度確定される。このため、2020年以降の気候変動対策に対する新たな枠組みが今回のCOP21で誕生する公算が大きい。
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中國國家気候変動専門家委員會の何建坤は取材に対し、COP21での合意について楽観的な見通しを示した。會議の開催前から、各國がそろって強い政治的な決意を表明している。また、最終的な削減目標は各國が提出する自主目標に基づくもので、こうした「ボトムアップ型」では比較的容易に合意が得られるはずと指摘した。
中國はこれまでも率先して世界の気候変動問題に取り組んできた。今年6月、中國は國連気候変動枠組み條約事務局に対し、「気候変動対策行動の強化――中國の自主貢獻」を提出。2030年までにGDP(國內総生産)あたりの二酸化炭素(CO2)排出量を05年比で60~65%削減する。中國共産黨第18期中央委員會第5回全體會議(五中全會)でも「グリーン発展」の理念を掲げた。
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「中國網日本語版(チャイナネット)」 2015年11月30日
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