生態環境部は中國の海洋生態環境の最新狀況、および海洋生態環境の基本狀況および変化の法則の総合的な把握を目的として、このほど、第3回海洋汚染基礎調査と春の海上航海調査を実施しました。
これまでに中國は1976年から1982年、1996年から2000年の2回にわたり、全國海洋汚染基礎調査を行っています。今回の調査は、21世紀に入ってからの中國の海洋生態環境の変化の傾向や客観的法則の科學的な認識をその目的とするもので、さらに、美しい港灣建設に向けた基準と出発點を定めるためにも不可欠なものです。
今回の調査は現在、そして今後の海洋生態文明建設と生態環境保護が直面する新たな情勢、課題、任務などを明確にする上で重要な意義があります。また、重點海域に対する総合的な管理を固め、美しい港灣の建設を全面的に推進し、海洋生態環境の改善を量的変化から質的変化へ進めるためにも、大きな支援となるものです。
3回目の調査は沿岸海域と283の港灣を重點地域として、中國の管轄海域の各種汚染物質の狀況、各港灣の生態環境狀況の特徴や人為的活動による影響などを詳細に把握することが主な目標として、系統的な調査評価が行われます。
「中國國際放送局日本語版」2023年5月7日