ホーム>>エンタメ>>映畫>>ニュース |
金融危機下、カンヌでの中國映畫版権の取引が好調 |
発信時間: 2009-05-18 | チャイナネット |
|
金融危機の影響で第62回カンヌ映畫祭の映畫取引ビジネスは昨年ほど思わしくなく、參加した配給會社の數は今年4月に行われたカンヌ國際テレビ祭にも及ばなかった。 昨年、金融危機の影響で歐米の映畫會社が投資する資金は減ったが、観客の映畫への需要は減るどころかストレス解消のために増加しており、比較的割安なアジア映畫は多くの國際的な配給會社の注目を浴びている。 「機械俠」の北米版権を販売 「7日であなたを好きになった(原題:7天愛上ニー)」のポスター 「卓球ウサギ」のポスター 今回のカンヌ映畫祭では、馬偉豪監督の「花木蘭」、葉偉信監督の「機器俠」、王姫主演の「復活的三葉蟲」、パソコンで制作したアニメ「麋(四不像)王寶図」や「卓球ウサギ」など多くの中國映畫の売込みが行なわれた。 中國映畫の展示ブースがオープンしてからわずか2日後、「機械俠」の北米での版権が売れ、「超級臺風」「孔子」なども多くの配給會社が興味を示した。また蕓術映畫はヨーロッパで市場があるため、「偉大の偉」や「天籟」などの中國の蕓術映畫もある程度、注目を浴びている。 中國映畫海外普及會社の周鉄東総経理は、「特にパソコンで制作された『卓球ウサギ』は、獨特な造型と世界でも知られるレベルの高い中國の卓球を結びつけている點が最大のセールスポイント」と話す。 カンヌでの中國映畫版権の取引が好調 周鉄東総経理は、金融危機は実は中國映畫にとってチャンスだと述べ、次の3つの理由をあげる。 ①中國映畫の海外での潛在力は大きい。米國映畫の海外興行収入は國內興行収入の1.5倍。しかし中國映畫の海外興行収入は國內の半分しかないため、その潛在力はとても大きい。 ②金融危機の影響で歐米や韓國映畫の制作本數が減少。數年前、歐米の投資銀行は多くの資金をスケールの大きな映畫につぎ込んでいたが、不景気になるにつれて多くの銀行が映畫業界への投資を止めた。また投資者たちは、プロデューサーに宣伝や広報の費用を下げるよう要求。資金が減ると映畫の數も自然に減る。こうした金融危機の影響を受けているのは韓國も同じだ。 ③中國映畫の制作本數は多く価格も低い。中國映畫は歐米や韓國と違い、金融危機の中でも勢いがある。今年の春節連休の7日間、映畫の興行収入は1億6000萬元に上り、史上最高価格を記録した。また今年、北京の各映畫會社大手が制作する映畫も多く、馮小剛監督の作品を手がける華誼兄弟會社は、年內に「追影」など5本の映畫を制作する予定だ。 しかし今年は、數億元をかけるような大規模な映畫は明らかに減っている。1億元以下の中規模の映畫が増えているのは、まさしく金融危機の影響だろう。 映畫業界の関係者は、「投資が多ければリスクも大きい。『レッドクリフ』のような7億元近くもかける映畫をあえて撮る人はいないが、小?中規模の投資なら観客の好みに合えば利益が上がり損はしない」と話す。 また中國映畫の版権価格が歐米の映畫より安かったことも、世界の配給會社を引き付けた理由の一つである。 「チャイナネット」? 2009年5月18日 |
|