舊城壁の遺跡はポルトガル人が澳門で何回も築造した城壁の遺跡である。ポルトガル人は1569年以前と以後、澳門で城壁を何回も築造し、前後して何回も中國政府に取り壊されたとはいえ、1617年に中國の官吏にワイロをつかませることによって、もう一度城壁を築造した。1625年、明政府の高官はかつて北部の城壁を取り壊したが、ポルトガル人はそれをものともせず、引き続き城壁を築造した。現存する舊城壁はほかでもなくその時に築造されたものである。遺跡の城壁は泥、細かい石、ワラとカキの殻の混じり合った物を使って、層ごとに突き固めて築造したものであり、長さは18.5メートル、高さは5.6メートル、幅は1.08メートル。
「チャイナネット」2005年5月