東望洋砲臺は澳門半島の最高峰である松山の頂上に位置し、半島全體を鳥瞰することができる。この砲臺は1637年に築造され、敷地面積は約800平方メートル、主に花崗巖で構築されたものである。砲臺の上には燈臺と小さな教會堂などの建築物がある。燈臺は1864年に築造され、中國の海岸線における最初の燈臺であり、その所在する地點の座標値はとりもなおさず世界地図における澳門の所在する地理的位置である。燈臺は円柱形構造を呈し、底部の半徑は7メートル、上へ行くほど縮小して5メートルとなり、高さは15メートル。教會堂は1626年に建てられ、1998年に教會堂の中からかなり以前のものと見られる長い壁畫が発見され、その絵畫の技法は中國と西洋蕓術の手法を融合させたもので、かなりの価値がある。
「チャイナネット」2005年5月