先ごろ北京で「油茶産業(yè)発展戦略シンポジウム」が開かれた。「油茶」とは、湖南省や江西省、福建省など17の省?直轄市で栽培されている低木の一種。果実の種子から取れる油を「茶油」という。中國獨(dú)特の植物。シンポジウムで専門家は「中國疾病制御センターの研究で、茶油の品質(zhì)はオリーブ油より優(yōu)れていることが確認(rèn)された」と報(bào)告するとともに、市民が普段の生活でも色々な油を使い健康増進(jìn)が図られるよう、油茶産業(yè)を大いに発展させるべきだと強(qiáng)調(diào)した。
上海第二醫(yī)科大學(xué)は市民に使用してもらい、茶油の効能を調(diào)査。その結(jié)果、脳血管系疾病の治療に効果があり、コレステロールや空腹時(shí)の血糖値を低下させることなどが分かった。
江西省宜春市は「油茶の里」として知られる。全國でも重要な、小さな果実をつける優(yōu)良品種の油茶の生産地。同市の『袁州府志』の記載によると、明代正徳年間に大規(guī)模な栽培が始まった。現(xiàn)在、栽培面積は200萬畝（１畝＝約0.067ヘクタール）。茶油の生産量は約8000トンと、１畝あたりの生産量で全國トップ。
「チャイナネット」2005年7月12日
