2008年北京五輪の開催まで、まもなく殘り2年に迫る。中國共産黨中央政治局の劉淇委員（北京市委員會書記、北京オリンピック組織委員會主席）が、主要な全國メディアによる共同インタビューに応えた。記者との一問一答は次の通り。
――五輪開幕式に多くの人が関心を持っている。これについて少し紹介してもらえるか。
すべての五輪で、開幕式が準(zhǔn)備作業(yè)の一つの重點となっている。なぜなら、開幕式は開催國の理念や文化、歴史を體現(xiàn)するものだからだ。2008年五輪開幕式は、中國國內(nèi)の13億人の観衆(zhòng)と、世界中の數(shù)十億人の観衆(zhòng)に向けたものだ。皆が満足する開幕式にするのは難しい。中國人に「ありきたり」と感じさせず、外國人に「中國の優(yōu)れた文化の反映」と感じさせることが必要で、これが検討を要する課題となっている。「見たことも、聞いたこともないもの」を新しく創(chuàng)っていかなければならない。
北京オリンピック組織委員會が選んだ13種類の開幕式プランは、いずれも甲乙つけがたい。これを土臺にして手を加えれば、2008年五輪開幕式には思いもかけない見どころが生まれるだろう。
開幕式では「朋有り遠(yuǎn)方より來たる」「一堂に楽しく集う」「友好」「リラックス」「調(diào)和」といったテーマを表現(xiàn)したい。古くからの文明の伝統(tǒng)を守りつつ、現(xiàn)代的な息遣いがあり、世界の人々に友好的で、友愛と自信に溢れている――そういう中國人の一面を、開幕式を通して全世界の観衆(zhòng)に伝えたい。開幕式案の最も大切なポイントは、永遠(yuǎn)に忘れられないようなものにするということだ。
「人民網(wǎng)日本語版」2006年8月7日
