外交部の秦剛報道官は7日の定例會見で、東アジアサミットについて質問を受け、次のように述べた。
東南アジア諸國連合(ASEAN)プラス1、ASEANプラス3、東アジアサミットは、いずれも域內各國が対話と交流を強化し、協力を模索し、當地域の平和?安定?繁栄を共同促進するための枠組である。東アジアサミットは1つの新たな場だ。ASEANプラス1、ASEANプラス3は開催期間が相対的に長く、ASEANは域內協力の提案、促進の雙方において、一貫して主體的役割を発揮し、豊富な経験を蓄積している。
東アジア協力においては、広範で十分な議論が行われるべきだ。特にASEAN諸國の共通認識を尊重し、ASEANプラス3協力を主要ルートとし、ASEANが主導する形で東アジア協力を促していくべきだ。われわれは東アジア協力が開放的、寛容的なものであり、當地域および當地域の利害國の関心に共に配慮し、當地域の協力問題について十分な議論を行うことを希望する。東アジア協力は長期目標であり、順を追って漸進し、一歩一歩積み重ねていくプロセスが必要だ。
いくつかの國は、東アジアサミットの議題と成果に関し、その主張を提示した。今回の東アジアサミットは、うわべだけの交流の場とはならない。エネルギー安全保障、鳥インフルエンザ対策なども重要議題になると聞いており、関係國の指導者が、これらの問題を議論することになる。
朝鮮半島の核問題も域內國の関心が高い問題だ。関係國、特に中日韓は6カ國協議の構成國であり、この3カ國が朝鮮半島核問題について話し合うとすれば、それがASEANプラス3であれ、ASEANプラス1であれ、東アジアサミットであれ、あるいは中日韓首脳會談であれ、ごく自然なことだ。
「人民網日本語版」2006年12月8日