文=コラムニスト?中川幸司
先日7月21日、北京が記録的な大雨に襲われました。數年前にも豪雨はあったのですが、今回は61年ぶりの豪雨レベル(?)ということで、その凄さが記録からも伺われますね。この豪雨?暴風の中では、外で傘をさして立っていられないのはもちろんのこと、公共交通機関は麻痺し、床上浸水もいたるところで観測され、數十人の死者もでたとのことです。北京という都市は、日本の都市と比べれば排水機能が極めて脆弱でありまして、今回のような記録的豪雨でなくても、大雨によって「にっちもさっちもいかない狀態」になってしまうわけです。
こんな北京で雨にみまわれてしまったら、対処法はただひとつ????、「外出しないこと」であります!
僕もこの大豪雨の當日、北京におりました。
その場所は?????な、な、なんと空港でした!!!!!!(あぁ悲劇!!)雨の気配が強まってきていた午後に、夕方のフライトに遅れては行けないと思い少し早めに家を出たのが運の盡き。。。空港までは無事にたどりつけたものの、その後はみなさんの御想像に難くないとおもいますが、帰宅することもできない「空港カンヅメ」の憂き目にあったのでした。
ほぼ100%の中國國內線がフライトキャンセルとなり、ニュースソースによれば545便が欠航となり、その空港にいた8萬人(T1~T3)が僕と同じく「空港カンヅメ」であったそうです。
そんなわけで、今回のブログは空港レポートといたしましょう。當日の空港は飛行機も飛ばない、変えることも出來ない乗客たちで大混雑でした。椅子の上で寢始めるオジサン、呆然と立ち盡くすビジネスマン、怒り狂ったオバサン、數年前に建設されたばかりなのにひどく雨漏りするターミナル、そして、これから立ち向かう問題の大きさにひとり落ち込む僕、がいました(僕は中國國際航空CAに乗る予定で、T3にいました)。そして、この數萬の人間がキャンセルになったフライトについて、各航空會社に詰め寄るパニック狀態が発生し、まさに空港は亂戦?亂闘狀態ともいえる慘狀でしたね。
夕方17時くらいから、27時(早朝3時)まで空港チケットカウンター(払い戻し?便変更)は長蛇の列となり、1時間ならんでようやくカウンターにつくものの、航空會社(スタッフ)もパニック狀態らしく、適正に処理をできていないようで、中國語を喋ることができない外國人は取り扱ってももらえない狀態でした(白人の老夫婦はその後どうなったろうか???)。
さて、僕のケースを例にとります。