第２８回　お正月?春節(jié)に食べる料理

szmolu.com | 2009-01-06

タグ：お正月?春節(jié)に食べる料理,おせち料理　日本中國(guó),井出敬二

発信時(shí)間：2009-01-06 16:16:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中國(guó)人は春節(jié)の時(shí)に多くの人が餃子を食べ、また魚（「年年有余」）、鴨（「圧住財(cái)富」）、鶏（「積ドン（口の中に屯）」）と、おめでたい語(yǔ)呂の食べ物も食べる伝統(tǒng)があると聞いています。（三つの食べものの中國(guó)語(yǔ)の発音が、豊かになることを表現(xiàn)する熟語(yǔ)と語(yǔ)呂が通じています。）

日本人もお正月におめでたい料理である「おせち料理」を食べます。「おせち」というのは、もともとは季節(jié)の変わり目の節(jié)句に神様に捧げるためのものでした。同時(shí)に家族の繁栄を願(yuàn)う縁起物の家庭料理でもあります（飯倉(cāng)晴武氏編著『日本人のしきたり』青春新書より）。

読売新聞が１０～３０歳代の日本人に「おせち料理を毎年食べますか？」と質(zhì)問(wèn)したところ、以下の結(jié)果が出たそうです（インターネットで調(diào)査。１０２０人が回答。２００８年１２月１２日付読売新聞報(bào)道）。

「おせち料理を毎年食べる」???７３％

「食べる年もある」???１７％

「食べない」???１０％

おせち料理は、前の年の年末のうちに作っておきます（または買っておきます）。日持ちのする保存ができるように作ってあり、家族で正月三が日の間食べると共に、お客さんが來(lái)たときにお客さんにも出します。主婦がお正月に働かなくて良いように、作ったまま食べられるようになっています。みな冷たい料理です。この點(diǎn)、中國(guó)の人にとっては、冷たい料理のおせち料理だけだと、満足できないだろうと思います。

おせち料理以外に、お正月にはお餅を食べます。これは焼いたり、お雑煮に入れたりして、溫かくして食べます。（お餅については、別の機(jī)會(huì)に説明します。）

今回はおせち料理８種類を以下の通りご紹介します。寫真はすべて私の自宅で撮影したものです。本來(lái)は四角い容器（「重箱」）に入れておきます。（私の家に重箱が無(wú)いので、重箱の寫真を示せないのが殘念です。）下記以外にも、魚、エビ、タコ、その他の野菜などもおせち料理に使われます。なお、中國(guó)では料理は８種類が良いという考え方があると聞きましたが、日本では品數(shù)は奇數(shù)にしたほうが良いという考え方があります。

①「黒豆」：まめに（＝丈夫に）暮らせるようにとの願(yuàn)いが込められたもの。甘煮にします。この點(diǎn)、中國(guó)での豆の食べ方と異なります。（寫真１）

②「ごまめ」（「田作り」）：カタクチイワシの幼魚の煮干しを、から煎り（＝お鍋にいれて、水分をとばす）します。そしてしょうゆ、みりんなどを煮詰めて、からめたもの。中國(guó)では「みりん」は殆ど使わないと思いますが、米のでんぷんを糖化させたもので、アルコール飲料の一種ですが、調(diào)味料として使われます。カタクチイワシは、良い田をつくるための高級(jí)肥料としても使われていたので、そのためこの「ごまめ」は別名「田作り」とも呼ばれ、豊年豊作を祈願(yuàn)します（寫真２）