日本の麻生太郎首相は10月25日午後、北京で記者會見を行った。現在、関心を集めている金融問題や、中日関係などの問題について記者の質問に答えた。記者會見で、唯一の中國メディアだったチャイナネットの質問に対して、麻生首相は中國の若者へメッセージを送った。
チャイナネット:中國では多くの若者がインターネットを利用しています。この機會に、中國の若者に対して何かメッセージはありますか。今年はちょうど中日青少年友好交流年ですが、中日関係で若者はどのような役割を果たしていくべきだと考えていますか。
麻生首相:中國の未來を作るのは若者で、日本の未來を作るのも若者です。そして多分、世界の未來を作るのも若者だと思っています。若者というのは、まあ自分のせがれがその世代。娘もその世代にいるせいもあるのかもしれませんけども、若者の力というのはあるんだと思いますね。いつの時代でも、近頃の若い者は、という言葉は、いつの時代でも必ず出ます。エジプトのピラミットには、近頃の若い者は、と書いてあるそうで、5000年前から同じことを言っているのだと思います。新しい未來を作っていくのはどう考えても常に若者だと考えています。
今年は日中青少年友好交流年で、約3300人の青年が相互訪問をすることになっていますが、ぜひ中國の若い人には、「生(なま)」の日本、そして若い日本の人には、「生」の中國を見てもらうのが一番いいことだと思っています。
胡錦濤主席もこのプロジェクトに大変興味を持っておられ、ご自身も1985年に日本を訪問されました。その前の年には、3000人の日本の若者が中國を訪問しました。今後とも日中青年の交流を積極的に進めていきたいと考えています。
「チャイナネット」2008年10月25日
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