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劉幸宇（神戸學(xué)院大學(xué)）
中日文化交流に夢(mèng)中になった數(shù)多くの有識(shí)者の中ですばらしい業(yè)績(jī)を上げた1人の日本人學(xué)者がいる。氏は30年來(lái)、徐悲鴻の生涯の研究に沒(méi)頭し、論文10數(shù)篇を発表、専門書(shū)を3冊(cè)出版し、記録が殘っていなかった徐悲鴻が日本に留學(xué)した時(shí)期の空白を埋め、日本屈指の徐悲鴻研究者となり、中日両國(guó)の文化交流の架け橋とたたえられている。その人物は、元神戸學(xué)院女子短期大學(xué)事務(wù)局長(zhǎng)兼講師の松谷省三氏だ。
松谷氏と知り合ったのはある縁がきっかけだった。1990年夏、神戸學(xué)院大學(xué)で學(xué)んでいた際、神戸學(xué)院女子短期大學(xué)に協(xié)力して天津南開(kāi)大學(xué)女子バレーボールチームを接待した。當(dāng)時(shí)は、中日文化交流に熱心な事務(wù)局長(zhǎng)の松谷氏に対し深い印象が殘った。1994年春、私は神戸學(xué)院女子短期大學(xué)に就職し、松谷氏をよく知るようになった。
松谷氏は1934年、中國(guó)語(yǔ)教師の家庭に生まれた。 “省三”という名前は父親が孔子の『論語(yǔ)』から引用したものだ。家庭で薫陶を受けた松谷氏は6歳の頃、父親に従って『論語(yǔ)』をまとめて述べることができるようになった。幼い頃、父親が所蔵する『漢語(yǔ)大系』の中の『西遊記』を愛(ài)読。高校合格後は毎日、中國(guó)に関わる書(shū)籍?雑誌を2、3冊(cè)も読む。大學(xué)に入った頃、氏は図書(shū)館で「徐悲鴻水墨畫(huà)選集」を目にした。選集中の躍動(dòng)感あふれる作品が彼の心の琴線を揺り動(dòng)かし、この巨匠の一生の業(yè)績(jī)に沸々と興味がわいてきた。
1979年夏、松谷氏は中國(guó)文化に対するあこがれを抱きながら、初めて中國(guó)を訪れた。まず古都の西安でこの文明古國(guó)の美しい山河や燦然と輝く文化を堪能、そのあと古都の洛陽(yáng)に向かい、洛陽(yáng)博物館の絵畫(huà)店で三分の一の旅費(fèi)を使って中國(guó)絵畫(huà)の巨匠?徐悲鴻の名畫(huà)「奔馬図」の模寫を買った。これをきっかけにして、徐悲鴻の輝ける一生の業(yè)績(jī)を研究し始めた。しかし、長(zhǎng)い間、日本で中國(guó)蕓術(shù)を研究するには、日本で所蔵されている近代中國(guó)以前の文化財(cái)および臺(tái)灣故宮博物館の収蔵品を?qū)澫螭摔工毪长趣筏扦骸⒅袊?guó)現(xiàn)代畫(huà)家に関わる資料はきわめて少なかった。重なる困難に直面した松谷氏は大陸と臺(tái)灣から資料を直接集めるため、まず骨身を惜しまず中國(guó)語(yǔ)を勉強(qiáng)し始めた。1980年から、氏は『人民日?qǐng)?bào)』、『美術(shù)研究』など中國(guó)語(yǔ)書(shū)籍?雑誌を10數(shù)種も購(gòu)読し、関連資料を調(diào)べるため、わざわざ東京の國(guó)會(huì)図書(shū)館に出かけたこともある。前後して13回も訪中し、一次資料を大量に入手した。1994年6月、長(zhǎng)い間あこがれていた北京徐悲鴻記念館を訪れ、徐悲鴻の不朽の作品を鑑賞し、徐悲鴻の次男、徐慶平副館長(zhǎng)とひざを交えて話し合った。1995年11月、上海、南京で徐悲鴻舊居、徐悲鴻ゆかりの地を訪れ、徐悲鴻の故郷である宜興屹亭橋鎮(zhèn)に初めて外國(guó)人學(xué)者の足跡を殘した。1996年8月、氏は北京にある徐悲鴻舊居を訪れ、謹(jǐn)んで徐悲鴻の墓碑に花束を捧げ、徐悲鴻の未亡人、廖靜文氏にインタビューした。30年來(lái)、氏は徐悲鴻研究および自費(fèi)出版に計(jì)1000萬(wàn)円余りを投じてきた。
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