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民主黨政権 日本の変化と不変
発信時間: 2009-09-03 | チャイナネット

 中國社會科學院日本研究所政治室研究員 王屏

 

民意で政権を獲得した民主黨

歴史を変えた日本の総選挙が終わり、野黨は340議席、與黨は140議席を獲得した。民主黨は単獨で308議席を確保し、2005年に行われた衆(zhòng)院選の115議席をはるかに超えたが、自民黨は119議席でと前回の300席にははるかに及ばなかった。

今回、自民黨が慘敗した直接的な原因は、もともと自民黨を支持していた有権者の3分の1が民主黨支持に変わったことにあるだろう。國民の新しいものと変化を求める意識は、民主黨に抱負を発揮させるチャンスを與えた。そして「人々の向かうところ」以外にも、選挙技術に工夫を凝らしたことも勝利の一つだろう。

民主黨は民意に従って政権を獲得したが、政権の道は必ずしも平坦なものではない。官僚の公務を調整し、日本を変革する任務は重くて遠い。そのため私たちは弁証法的に、日本の將來の內政や外交の動向を見る必要があり、內政面では「変化の中の不変?、外交面では「不変の中の変化?が見える。

 

民主黨の派閥政治

「変化の中の不変?とはいったいどんな意味だろうか。民主黨は必ず日本の官僚制度を「大掃除」して、人事組織の配置から思想やでの日本の官僚政治を改革するだろう。これは変化だが、日本の伝統(tǒng)的な政治文化の上に出來上がった派閥政治は、近代以降の日本政治の伝統(tǒng)であり、これがなくなることは決してない。派閥政治が自民黨政治の主な表現(xiàn)形式だったように、民主黨の派閥政治も政権時間が延長されるに従って強まるに違いない。これは「変化の中の不変?だ。

現(xiàn)在、民主黨內には20人前後で構成された9つの派閥がある。議席の大幅な増加で各派閥の人數(shù)も増えるだろう。そして特に注目されているのが、選挙中に約120人が集まった小沢派の?一新會?だ。

もちろん小沢氏は権力よりも政治理念をより重視している。組閣時に小沢氏は入閣するつもりはなく、今の代表代行の立場をしっかりと守り、來年の參院選の準備をするという。小沢氏の特徴は?楽屋裏の英雄?である。

 

米國との?対等?、中國との?共存?、そして?アジア重視?

では「不変の中の変化?とはなんだろうか。民主黨は外交安全上で引き続き日米同盟を維持しなければならないとしている。日米関係がたとえ日本外交の?基軸?ではなく?基礎?であっても、これは変わらない。

しかし國の獨立を主張し、「外交立國?を強調する外交安全政策には、明らかに民主黨の特徴が見える。つまりそれは米國との対等性を堅持し、在日米軍基地の範囲の縮小や、?思いやり予算?の削減、廃止である。米國との?対等?、中國との?共存?、?アジア重視?は、今後、鳩山內閣の外交政策の主な特徴になるだろう。これは「不変の中の変化?である。

 

民主黨政権が直面する変化と不変は、中日関係に著しい変化はもたらさないが、民主黨は自民黨に比べてより率直に自らの政策を主張する可能性があり、國の具體的な利益問題に及んだ場合は、両國は絶えず交渉をしなければならないだろう。そのため両國政府や國民の相互交流や相互信頼の強化はきわめて重要である。

 

?チャイナネット? 2009年9月3日

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