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シャープの本土化 幹部ポストを中國人に譲る

タグ: シャープ 本土化

発信時間: 2010-05-21 16:40:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

世界で最も潛在力のある市場の中國は、外資系企業にとって市場空間というだけでなく、飛躍的に成長のチャンスがある國だ。中國の安定的な政治環境と稅収優遇政策の下、多國籍企業はどのような新しいチャンスをつかみ、成長する中ではどんな物語があるのだろうか。新華ネットは19日、シャープの常務取締役で中國本部部長、シャープ貿易中國有限公司代表取締役の菅野信行氏に、中國でのシャープの発展や多國籍企業が中國で直面するチャンスと挑戦などについて話を聞いた。

――シャープはどのようにしたら中國社會に溶け込めると考えますか。中國での本土化を発展させる上でどんな計畫がありますか。

菅野 中國市場は具體的に言えば、やはり中國人であり、中國のユーザーであると考えているので、いかに中國のユーザーの目を私たちの企業に向けさせるか、ひいては內部の組織がカギとなります?,F在のところ、夏普商貿(中國)有限公司にも日本から來た日本人が多くいますので、日本人がする仕事を中國人に任せたいと思っています。さらに、生産拠點である工場のトップ、私たちが事業部長とか総経理と呼んでいるこうした等級の職位を、徐々に現地の人にシフトして管理させることが必要です。私本人のこの職位もできるだけ早く中國人に譲るつもりでいます。ですから、本土化の推進は主に、夏普中國の幹部の職位を中國人に譲って擔當させるということです。

――いま話された夏普公司には非常に多くの優秀な中國人従業員がいますが、彼らと一緒に仕事をして最も感じるのは何でしょうか。意思を交わす上でどんな障害がありますか。

菅野 端的に言えば、最大の問題はやはり言葉の問題です。販売會社にしても、工場にしても、日本から來た日本人は當然、中國語を學ばなければなりません。一方、中國の従業員も日本語を學ぶ必要があります。中國の人の頭脳は比較的柔軟で、日本語を學ぶスピードも比較的速いと感じているので、會社の內部に中國人従業員のための日本語クラスを開設しました。さらに、今後は會議で日本語と中國語を共に用いる環境をつくるなど、日本語の學習によりプラスとなる場を提供していくつもりです。私たちは最も優秀な中國人従業員を日本の工場に派遣して研修を受けさせています。時間は大體、1、2年で、日本でのやり方を學び、中國に戻ると工場の幹部にして、彼らに次ぎの人材の育成に當たらせています。これも私たちの一つの養成プログラムです。

 

「中國網日本語版(チャイナネット)」2010年5月21日

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