日本の菅直人新首相が12日に訪中することが決まった。鳩山前首相が辭任前、上海萬博の「ジャパンデー」に出席する意向を溫家寶総理に伝えており、この外交日程を踏襲する。北京も訪問し、胡錦濤國家主席と會談すると見られるが、具體的な日程は調整中。菅首相は初の外遊先に中國を選んだ。日本メディアが伝えた。
別の報道によると、菅首相は5日、次期駐中國大使に伊藤忠商事相談役の丹羽宇一郎氏を起用する意向を固めた。これまで日本の主要國の大使はいずれも外務省出身で、民間人の起用は異例。菅氏は早くから民間人の起用を主張してきた。菅氏は日米同盟を基軸にすると同時に日中関係を重視する外交方針を示しており、今回の人事はこの路線を反映したもの。
丹羽氏は海外勤務経験が長く、中國など各國の情勢にも通じている。愛知県出身で、名古屋大學法學部を卒業後、伊藤忠商事に入社。1998年に社長、2004年に會長、2010年に相談役に就任した。現在71歳。
「人民網日本語版」2010年6月7日