米ドルで計算すると、中國の今年の國內総生産(GDP)は日本を超える見通し。このような新興する世界の重要市場を前に、各大手國際企業は製品を中國の消費者の好みに合わせざるを得なくなっている。
日本の自動車メーカートップに躍り出た日産自動車は、北京にデザインスタジオを開設すると発表した。中國の消費者をより引きつける自動車のデザインに役立てたいとしている。
日本の醫薬品?醫療機器メーカーのテルモも上海萬博の日本産業館で展示を行う。同社の羽田野彰士広報室長は、「年間売上げが30%伸び、中國はもっとも重要な市場となった。しかし中國本土の狀況を知る必要がある。私たちはこれに関して何の経験もないので、最大の試練になると思う。単純に米國市場向けに開発した製品を中國に持ってこれば、すぐに価格戦に陥るだろう」と述べた。
しかし、中國本土の好みに合わせて自社製品を調整すると同時に、多くの企業は最大の市場優位が技術と品質にあることを認識している。
イナックスはマーケティングにおいて日本を基盤にすることを強調しており、上海萬博での展示は「日本のトイレ文化の展示」と言われている。さらに同社はシンガーソングライターの植村花菜さんを上海萬博に招き、「トイレの神様」を歌ってもらうよう計畫した。