日本の與黨民主黨は14日に代表選挙を予定している。現(xiàn)首相の菅直人代表と小沢一郎前幹事長の一騎打ちだ。小沢氏が勝利すると、日本の首相はまた代わることになる。新華社のウェブサイト「新華網(wǎng)」が伝えた。
今年6月に在任9カ月で辭任した鳩山由紀夫前首相の後を引き継いだ菅首相もまだ在任3カ月。日本の首相がこのように頻繁に代わるのは、不適切な政権運営方式や高官のスキャンダルとも関係があるし、首相本人の與黨黨首としての任期とも関係がある。また、衆(zhòng)參両院の勢力図が異なることも要因だ。首相の任期の長短は、往々にしてその時々の経済狀況や世論の影響も受ける。
■短命政権が多數(shù)
第2次世界大戦後、日本には計30人余りの首相が誕生した。在任期間が比較的長かった政権には佐藤政権、吉田政権、小泉政権などがあり、7潤?5年。経済運営が良かったこと、強力な政敵がいなかったこと、深刻なスキャンダルがなかったことが長期政権を可能にした。
だが戦後政権の多くは短命だ。最短は羽田政権の64日。ここ10年を見ても、森喜朗政権、安部政権、福田政権、麻生政権はいずれも1年前後。昨年9月に発足した鳩山政権は在任9カ月で辭任表明した。
このため日本メディアは、首相の頻繁な交代を形容するのに「10年で9人の首相」という言葉を使うのが常だ。
■民意が全局を左右
日本國民は首相を直接選挙で選ぶことはできないが、國會議員を直接選挙で選び、政権與黨を決めることができる。與黨の衆(zhòng)參両院選での勝敗も政権の壽命に関係する。つまり民意は最終的に選挙を通じて政権の壽命に影響を及ぼすことができるのだ。
05年9月、衆(zhòng)議院選挙で連立與黨の自民黨と公民黨が圧倒的勝利を収めたことで、小泉政権の壽命は延びた。続く安部政権は閣僚の政治資金スキャンダルや失言が相次ぎ、07年の參議院選で自民黨が慘敗した結果、引責辭任に追い込まれた。
民主黨は昨年8月の衆(zhòng)議院選挙で勝利を収めたが、鳩山政権発足後、在日米軍普天間基地について「最低でも沖縄県外へ移設する」との約束を果たせなかったことから、支持率の急降下を招き、鳩山政権も最終的に辭任に追い込まれた。
アナリストは、菅氏が再任されるにせよ、小沢氏が首相に就任するにせよ、実効性ある內(nèi)外政策を推進し、衆(zhòng)參両院で與野黨の勢力図が異なるねじれ國會を解消できなければ、國民の信頼と支持を得ることは難しく、長期政権となる可能性も小さいと指摘する。
「人民網(wǎng)日本語版」2010年9月10日