日本の新華僑ネットは過日作家高遠の文章を掲載し、日本人が西側社會に與える印象が中國人よりも良い原因として五點を挙げている。中國は真剣に日本を研究し、國際社會における中國の好ましい姿を作り上げるために努力すべきである。
まず、日本と西側の価値観は「同じ根の上にある」という事である。1940年代に日本は戦爭に負けた。その後自國に原子爆弾を投下したアメリカ人を憎む事をしないばかりか(少なくともこの數十年來の表面上は)、卻って風を見て舵を切るが如くにアメリカと精神的な面での接近をし、軍事上ではすすんでアメリカのアジアでの従屬國になり、経済面では更に根を同じくする藤の樹の二つの花となり、意識形態と価値観はこれとその源をやはり同じくしている狀況にある。
二點目として、日本は文化面で西側に対する早い時期の広報活動をした點に優位性がある。第二次世界大戦前後から、日本は政府や民間の各種のルートで西側に対する彼らの「文化」の宣伝広報をし、特に1950年代から70年代には日本経済が急速な発展を遂げた。中國ではこの頃は激烈な各種各様の政治運動をやっていた。この現狀は最近の中國の経済的な実力の強化と中國文化の強力な宣伝によってやっと多少の好転が見られる。しかし日本人が西側に與えた印象が先行したと同時に主となっており、これを変えていくのは簡単な事ではない。
三點目に、日本人が西側の人々に與えているその日本人像としての印象は非常に良い。多くの歐州の國々がかって調査をしたが、一回にとどまらず日本人を全世界の最も良い旅行者として評価している。日本人の外見上の「禮儀正しい言動と行動、謙虛な表情」は西側の人々に強い印象を殘している。ふり返ってわが中國の近年來の大量の海外旅行者について言うと、海外でのその評判についての日本人との差はほんの僅か、というような狀況では全くない。