ある統(tǒng)計(jì)資料によると、中國は2010年第2四半期（4-6月）に名目國內(nèi)総生産（GDP）で日本を抜いたという。現(xiàn)在の発展?fàn)顩rを踏まえると、中國は今年、経済規(guī)模で日本を抜き、世界2位の経済體になることがほぼ確実だ。多くの機(jī)関が何年も前から中國のGDPはまもなく日本を抜くと予測(cè)してきたが、その日がまもなく訪れようとしている今、改めて國內(nèi)外から幅広く関心が寄せられている。

日本経済の奇跡は主に1950年代から70年代にかけて起こった。世界銀行がまとめた統(tǒng)計(jì)資料によると、50-60年の日本経済の年平均成長率は8.6％、60-70年は10％だった。この間、日本の経済規(guī)模はイタリア、中國、英國、フランス、ドイツを抜き、日本は二流の工業(yè)國から世界的な工業(yè)強(qiáng)國へと飛躍した。1987年にはGDPが舊ソ連を抜いて世界2位の経済體になり、また一人當(dāng)たり平均GDPで米國を抜いた。

中國経済の飛躍的成長は主に1978年に始まり、今に至る。約30年間の間に、中國経済の年平均成長率は10％に達(dá)し、継続時(shí)間の長さからいっても、平均ペースからいっても、空前絶後の成長率となった。持続的で急速な成長により、中國の経済規(guī)模は相次いで他國に追いつき、他國を追い抜いてきた。2000年にはイタリアを抜いて世界6位となり、05年にはフランスと英國を抜いて世界4位となり、07年にはドイツを抜いて世界3位となり、今年は日本を抜いて世界2位となる見込みだ。

中日経済の持続的な高度成長の主観的條件や客観的條件をみると、多くの一致點(diǎn)や類似點(diǎn)がある。中でも最も目立った共通の特徴は次の2點(diǎn)だ。

まず、政府の主導(dǎo)的役割だ。

日本は西側(cè)の政治體制に屬するが、英米などの伝統(tǒng)的な西側(cè)諸國とは大きく異なり、濃厚な「東方の色合い」を帯びている。経済面では、日本は他の西側(cè)諸國に比べて國や政府の影響力がはるかに大きい。日本経済は一種の典型的な政府主導(dǎo)型の経済體制であり、國が自覚的、理性的に市場(chǎng)メカニズムとの連攜を調(diào)節(jié)することが強(qiáng)調(diào)される。

中國は1978年以降、経済建設(shè)を中國共産黨と國家の中心的任務(wù)に據(jù)えた。中國は市場(chǎng)にすべてを決定させることはせず、具體的な國情や発展のニーズに基づいて絶えず調(diào)整を繰り返し、経済の安定的で健全な発展を確保してきた。