12月26日の特別交流會參加者による記念寫真。段躍中撮影
日本僑報社主催の東京漢語角第170回特別交流會が12月26日に開かれ、第1回目となる2010年度漢語角10大ニュースが選ばれた。漢語角の主催者であり日本湖南人會の會長を務める段躍中氏は「この三年余りで東京の漢語角は大きな発展を遂げ、中日の民間交流として広く知られるようになった」とコメントしている。2010年度の漢語角10大ニュースに選ばれたのは以下の通りである。
1.『日本経済新聞』に漢語角が大きく紹介
11月4日付け『日本経済新聞』の文化面に「公園に集まってニイハオ」という見出しで寫真つきの記事が掲載され、素晴らしい草の根交流の場だと漢語角が大きく紹介された。日本で影響力の強い『日本経済新聞』が漢語角に注目していることから、日本の大半の人々が交流を通して中日友好を深めていこうとしていることがわかる。漢語角の主催者である段躍中氏によれば、11月初めに釣魚島(日本名:尖閣諸島)沖で発生した漁船衝突事故が原因で中日関係が悪化していた時に、日本の大手有力メディアがこのように漢語角を大きくとりあげたことは、多くの日本人が中日友好を期待していることの表れであるという。
2.程永華大使が漢語角に揮毫
漢語角三周年記念特別交流會が開かれる前日の8月6日、程永華中國駐日大使より東京漢語角のために『漢語角』の題字が日本僑報社へ贈られ、中國駐日大使館が中日民間交流を重視し、漢語角を支持していることを示した。段躍中氏は、程永華大使の『漢語角』の揮毫は中國語を學ぶ多くの日本人を勵ますだけでなく、漢語角の活動に熱心に參加してくれている日本在住の中國人にとっても大きな支えとなるし、さらに漢語角三周年記念にとって最高の贈り物であると、感想を述べた。
3.東京で漢語角三周記念特別交流會が盛大に開催
2010年8月8日東京で漢語角三周年特別交流會が盛大に催された。三年間で170回以上活動を行い、延べ6000人以上の人が參加した。日本僑報社から『東京漢語角三周年特集』が出版された。三年間の漢語角運営の苦労が細かに記録されており、草の根交流の貴重な資料となっている。
4. 中國の第一回公共外交研究討論會にて東京漢語角を紹介
「チャハル公共外交研究討論會―上海2010年」が10月初旬上海で開かれ、段躍中氏が招待されて漢語角と公共外交の関係について発表した。全國政協外事委員會が主催し、チャハル學會が請け負ったこの討論研究會は、中國が公共外交事業を発展させる上で非常に重要なものである。全國政協外事委員會、外事委員會主任、國務院新聞弁公室前主任の趙啓正氏が開?閉幕の挨拶を行った。関連部署の代表や専門家など100人以上が今回の研究討論會に參加した。參加者で唯一の華僑代表として、段躍中氏は日本語の書籍出版や東京漢語角、中國語や日本語の作文コンクールなど、十數年來行ってきた日本での民間交流を紹介し、好評を博した。
5.新華社など中國や日本の主力メディアが漢語角に注目
新華社東京支局の記者、藍建中氏が11月7日漢語角に參加して活動を密著取材し、「中日民間交流の架け橋―東京の‘日曜日漢語角’」という長文記事が掲載された。その中で「漢語角は中日民間交流の代名詞として定著している」と評価された。9月1日付け『人民日報(海外版)』に「公共外交:中國外交の新局面 政府と外交の相互協力」という記事が一面トップに掲載された。漢語角の実績は海外における公共外交の手本となるものであるとその記事は伝えている。その他、日本の主力メディアである『毎日新聞』においても、8月5日に大きく漢語角が報道された。