『2010年の8.15』表紙
日本敗戦66周年と合わせて、8月15日の前に、日本僑報社は16作目の反戦図書『2010年8.15』を刊行した。
『2010年8.15』は、日中友好元軍人の會による月刊誌の合弁本である。日中友好軍人會は1961年に設立された民間反戦平和団體。50年間に計約600「8?15」月刊を編集、出版してきた。中國への侵略戦爭に參加した元日本軍人の証言を掲載し、中國を侵略した舊日本軍の犯罪を詳細に記録してきた。これらを歴史資料として永久保存するため、またより多くの日本の青少年に軍國主義の罪悪を知ってもらうため、2004年から日本僑報社がこれまでの刊行物をまとめて出版し、読者にシリーズとして提供している。
日本僑報社が刊行した「8.15」シリーズの一作目は、方軍著の『私が出會った日本兵——ある中國人留學生の交遊録』である。本書は、著者が中國陸軍経験後、北海道、東京で6年間の留學生活の間に、かつて中國を侵略した元日本兵を訪ね、はるか昔に日本人が中國で犯した行為を取材し、事実を明らかにすることで、日中両國が再び不幸な時代とならないことを願った書。
「8.15」シリーズの主要な書物である青木茂著の『偽満州國に日本侵略の跡を訪ねる』は、5年間にわたり中國東北部舊満州國を訪問し、日本が侵略した現場を訪ね、侵略の実態を調査した書。樊建川著の『沈黙の語りべ――中國の抗日戦爭を支えたモノたち』は、日本軍が殘した武器、裝備、印刷物など。抗日中國軍の使用した武器、印刷物など貴重な資料を収集した中國抗日戦爭史。
日本僑報社による「8.15」シリーズは、2000年から刊行しはじめ、今年で16冊になる。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2011年8月12日