日本の警視庁組織犯罪対策一課は先ごろ、「ワシントン條約」で國際取引が規制されているジャイアントパンダの剝製を販売しようとした疑いで、日本在住の中國人、尚爾強容疑者を逮捕した。
飲食店を経営する東京都大田區仲六郷に住む尚容疑者(40歳)は、ジャイアントパンダの剝製を自宅に販売目的で陳列していた疑いで日本の警察に逮捕された。調べでは尚容疑者は「他人から預かって自宅に置いていただけで、売ろうとはしていない」と容疑を否認している。
警察の調べによると、尚容疑者は自宅に置いていたジャイアントパンダの剝製を今年9月上旬、中國人観光客4人に買う気はないかと持ちかけたという。8月に匿名の電話を受けて調査を開始した警察は、10月に尚容疑者の自宅を家宅捜索して剝製を押収。剝製のDNA鑑定を行った結果、ジャイアントパンダであることを確認した。標本の80%は本物のパンダの毛皮で、殘りは別の動物の毛皮が使われているという。
尚容疑者はインターネットのホームページでも、パンダの剝製を所持しており販売したいとして価格をつけていた。尚容疑者は「宮城県に住む知人が地震のため置場に困って私の家に置いていた」などと語っている。警察は剝製の入手先などをさらに調査している。
「人民網日本語版」2011年12月13日