共同通信社は22日、河村市長の発言は日本でも様々な議論を呼んでおり、「遺憾」や「理解できない」とする聲が少なくないと伝えた。日本人の學生の中國留學を支援する「愛知県日中友好協會」の代表は「両國の國交正常化40周年という時に、訪れた南京の人たちにああした発言をしたのはまったく理解できない。公的人物がするべき行為ではない」と憤慨を示した。名古屋市で旅行社を営む中國人男性は「両國関係はようやく回復し始めた。官僚は発言する時は時宜を考えてほしい」と語った。
AFP通信が伝えたところによると、1937~1945年の中國侵略戦爭で中國人の多くがまだ日本に恨みを持っている。06年以降、両國関係は回復し始めたが、まだ脆弱で、近年の突発事件で中日関係は時折揺れている。
米ニューヨークタイムズ紙は22日、今回の件について、日本と隣國の間のこうした対立は2000年前後に靜まったが、歴史問題が時々互いの関係をかき亂していると報じた。昨年12月、李明博(イ?ミョンバク)が東京を訪問した際、野田佳彥首相はソウルの在韓日本大使館前に設置された慰安婦の像を撤去するよう韓國側に求めたが、李大統領はこれを毅然として斷り、逆に生き殘っている慰安婦に賠償金を支払うよう日本側に求めた。日本側は戦爭関係の賠償金問題は日韓國交樹立時に解決したと説明した。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2012年2月24日