中國外交部ウェブサイトによると程永華駐日大使は先日、日本の朝日新聞の単獨インタビューに応じ、主に現(xiàn)在の中日関係や中日國交正常化40周年記念について見解を明らかにした。インタビュー內(nèi)容は3日付同紙に掲載された。程大使の発言の要旨は次の通り。

國交正常化から40年で中日関係は顕著な成果を挙げた。曲折もあったが全體として前向きな発展基調(diào)を保ち、各分野の交流や協(xié)力を深め続けている。野田佳彥首相は昨年末の訪中時「中國の発展は日本を含む國際社會にとってチャンスだ。世界第2、第3の経済大國である中國と日本の協(xié)力強化は雙方にとってプラスであるのみならず、アジアと世界の繁栄と発展に対する貢獻でもある」と表明した。これについて中國首脳は「中日はライバルではなく、良き隣人、良きパートナーであらねばならない」と表明した。こうした発言は雙方がゼロサム思考を脫し、政策指向として共同発展を図っていることの表れであり、相手國の発展をどう受け止めているかを國際社會に厳かに表明するものでもある。

雙方は國交正常化40周年を契機に過去を総括し、未來を計畫し、中日戦略的互恵関係のたゆまぬ前向きな発展を促すべきだ。とりわけ今年は中日「國民交流友好年」だ。これは両國の民間交流の活発化、「國民大交流」時代への突入という現(xiàn)在の趨勢を體現(xiàn)しており、中日関係が新たな段階にまで発展したことを物語るものでもある。両國の民衆(zhòng)が幅広く參加し、自ら體験することで、相互理解と友好感情を強化し、民間に中日友好の新たな高まりを起こし、中日関係の発展のために一段と堅固な社會的土臺を固めることを期待する。これと同時に、雙方は中日友好協(xié)力の潮流に一致しない不協(xié)和音に警戒し、反対し、大局に著眼して敏感な問題を適切に処理すべきだ。

雙方は安全保障、防衛(wèi)分野の交流を大いに強化すべきだ。日本國內(nèi)には中國の軍事は不透明だとの聲がある。中國國內(nèi)にも日本の軍事は不透明だとの考えがある。問題解決の有効な道筋は、相互交流、顔を合わせた直接的な意思疎通だ。さもないと憶測は誤解を引き起こすだけだ。

（東中國海問題について）東中國海を「平和、友好、協(xié)力」の海にするとの中國の立場に変化はない。雙方はすでに「中日高級事務レベル海洋協(xié)議」枠組みの構(gòu)築で合意した。これは雙方の相互信頼と協(xié)力の強化に役立ち、海上危機管理體制が構(gòu)築されると信じている。雙方はこれまでの了解や共通認識に従い、対話を通じて不一致點を解決すべきだ。戦略的、長期的視點を堅持し、両國関係全體の発展を確保すべきだ。

（アジアでの中日協(xié)力の強化について）目下、アジア協(xié)力が勢いよく興っている。中國はアジア太平洋地域の経済融合と共同繁栄に資するあらゆる?yún)f(xié)力イニシアティブに対して歓迎と開放の姿勢で臨み、開放?包括?透明の原則に基づく地域統(tǒng)合プロセスの段階的推進を主張している。中日は力を合わせ、中日韓協(xié)力やASEANプラス3（中日韓）協(xié)力を推進し、省エネ?環(huán)境保護、防災?減災、金融、FTA分野の協(xié)力を強化すべきだ。

「人民網(wǎng)日本語版」2012年3月7日