先般、日本の新聞を借りるために、古巣の北京週報に立ち寄った時、宮城県日中友好協會理事の蘓武多四郎さんからのお手紙と震災の記録のグランビアに入ったEMS 便が屆いていた。
蘓武さんも、親戚があちこちに避難し、自分の故郷も、生命には別條はなかったが、たいへんな被害をこうむったということだった。
同封の資料には、宮城県日中協會が今年の四月下旬に吉林省九臺市の生態保護林事業をめぐっての諸行事に參加することについてのものもあった。宮城県日中は友好省?県関係にある吉林省の白城市、松原市、四平市でも植林事業を展開しているようだ。
宮城県は中國の文豪魯迅が留學したところであり、仙臺という地名は中國の教科書にも出てくるので、かなりの人が知っており、また、宮城県は日中友好運動の盛んな地域であり、千年に一回という天変地異の被害をものともせず、立ち上がって日中友好活動を再開している人たちの意欲を目にして、暗い気持ちが吹き飛んでいくのを感じた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月31日