◆大學生が次々に「ニート」に
より大変なのは、就職事情が厳しくなっていることだ。
日本の內閣府が3月19日に発表した就職に関する調査結果によると、昨年の大學卒業者のうち最終的に52%が働いておらず、中等専門學校では半數を超える卒業生が、高校では卒業生の3分の2が仕事に就いていない。
多くが仕事を見つけられなかったからではなく、働いて3カ月もたたないうちに退職しているに卒業してずっと仕事を探せなかった14萬人、大學を中退した6萬7000人を加えれば、最終的に大學を卒業し安定した仕事に就いた人は入學者數の半分にもならない。
日本では?ニート?が増え続けている。
大學に通っている間に、主體的に學業を放棄して「自由」を追い求める人は、日本ではどこでも見られる。大學から高校、中學、小學校中退は、日本社會ではすでにニュースにはならず、親戚や友人を訪ねるとよく話題にのぼる。非常に多くの若者が學ぶことを放棄し、そして仕事を放棄しているのだ。
IT企業を経営するある社長は、日ごろからとくに大學院生や大學生に実習に來てもらいたいと考えており、気に入った相手には、卒業したら來てくれないかと頼むことにしている。「斷られることが非常に多い。彼らは卒業後、正式社員になるより、アルバイトのほうを望んでいる。最初は、ほかに大きな夢でもあるのかなと思っていたが、あとでそうでないことが分かった。ただ、正式な仕事を持ちたくないだけなのだ」
「自由は成功よりもっと重要、というのが『ニート』の主流な考え。30や40になってもそのままだ」。社長にはどうしても分からない。
◆國の経済的地位も「下流化」の可能性が