日本厚生労働省2010年度の『國民生活基礎(chǔ)調(diào)査』によると、日本には3290萬2000組の夫婦がおり、妻が「専業(yè)主婦」である夫婦は1495萬2000組で、46.5%を占める。

夫が一生懸命、外で仕事をし、妻は家事をこなし、夫を助け子どもを育てる。そこには日本の家庭の「男は外、女は內(nèi)」という特徴が色濃く現(xiàn)れており、儒教思想に帰依する東南アジアの國々から高い評価を得てきた。しかし、近年、経済の低迷が長きに渡って続き、伝統(tǒng)的な家庭の形が崩れようとしている。かつての模範(fàn)的な「専業(yè)主婦」は一部、困窮に陥り、「絶望主婦」になっていると稱する人もいるほどだ。

日本「労働政策研究?研修機(jī)構(gòu)」は近日、1222世帯を?qū)澫螭苏{(diào)査を行ない、子どもが18歳未満で、妻が「専業(yè)主婦」の世帯は1／7の割合で「赤貧狀態(tài)」に陥っていることがわかった。以前、日本の専業(yè)主婦が空き時間を利用してパートをしていたのは、自分のお小遣いを稼ぐためだった。今となっては、パートに出る専業(yè)主婦の理由の多くは家計を支えるためである?！附瘠稳毡旧鐣摔?、本當(dāng)の意味での『専業(yè)主婦』はもはやいない」と指摘する社會學(xué)者もいる。

長期の不景気というマクロ環(huán)境の中で、家庭の「大黒柱」である日本人男性の収入は、大幅に減少している。厚生労働省2010年度の統(tǒng)計によると、平均月収は1993年の35萬から27萬まで減少している。

また、子育ても専業(yè)主婦にとっては耐え難い重圧であり、正式な社員として働く事ができない要因でもある。近年、日本政府は専業(yè)主婦が積極的に経済発展に貢獻(xiàn)できるよう奨勵しているものの、結(jié)局は「子育て」という主婦たちの心配を取り除く有効な解決策を考えられないままである。今回の調(diào)査で、半數(shù)の「困窮している」と答えた主婦は、「子どもの面倒を見てくれる人もいなければ、預(yù)かってくれる場所もない。そのため正社員として働く事ができない。現(xiàn)狀を変えたくても、手も足も出ない」と訴えている。

そして、日本社會の貧富の差が徐々に広がっており、専業(yè)主婦の分極化が発生している。調(diào)査を開始する前、妻が専業(yè)主婦である事は裕福な家庭の象徴であると考えていた。しかし、ここまで深刻な両極化の問題が存在するとは思ってもいなかった。調(diào)査の平均的な數(shù)字を見た限り、専業(yè)主婦の世帯収入はそこまで低いわけではない。しかし、10%前後の専業(yè)主婦の世帯収入が、専業(yè)主婦世帯全體の収入の60%ほどを占めている。また、専業(yè)主婦の家庭7世帯のうち1世帯の割合で、年収が日本の貧困層の300萬円に満たず、そればかりかどんどん減少しているという。ここに日本の貧富の差が垣間見える。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2012年4月12日

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