文=日本僑報社編集長 段躍中
段躍中氏
日中交流の歴史は二千年以上あり、不幸の歴史はわずか50年と言われています。もっと友好の歴史を日中両國の若者に知ってもらう必要があると感じています。
日本僑報社は小さいながら、いろいろ努力しています?!盒轮袊素暙Iした日本人たち』、『中國への日本人の貢獻』、『日中和解?共栄への道―関係改善への戦略的提言』、『日中國益の融和と衝突』、『日中體験的相互誤解―未來史を共に創造するために』、『中日関係に対する戦略的新思考』など書籍の刊行を通して、日中友好の歴史を記録し、日中関係の未來を考えてきました。
これらの書籍を中心に、初めての「日中関係と中國を知るブックフェア」を7月から半年間、日本全國で開催します。少しでも誤解を解き、理解を深めることができたら幸いです。
日本僑報社は2005年から、中國人による日本語作文コンクールと日本人による中國語作文コンクールを主催しています。今回のブックフェアには、今まで刊行した中國人の日本語作文コンクール受賞作品集と日本人の中國語作文コンクール受賞作品集を揃えました。
筆者が創設した日曜日の青空教室と言われる星期日漢語角(日曜中國語サロン)は、今年8月に満5周年、約250回の交流會を開催し、延べ1萬人の參加者になります。このような草の根の交流はもっと広げていくべきであり、多くの方々の參加を期待しています。
私たちの仲間の努力により、いま北京、上海、湖南などの地域に15の日語角(日本語サロン)ができました。中國には約20萬人の日本人が生活しており、中國で日本語を勉強している人々、特に若者たちは真の日本人と交流したいと強く希望しています。
この漢語角と日語角は、ぜひとも両國で普及していただきたく思っております。日本で100カ所ほどの漢語角、中國では1000カ所くらいの日語角が作れれば、両國民の顔が見え、交流に大変役に立つと信じています。
國民同士が平和的友好的な付き合いや交流ができる環境を作ることこそが最大の外交と思います。日中両國は引っ越しのできない隣人であり、友好の歴史も大変長いので、両國の政治家と國民がその友好の歴史から學び、知恵を得て、問題を一つ一つ解決していく方法を見いだせば、日中両國で友好な関係が築けると信じています。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2012年6月8日