■長い間の要望■
南京大虐殺犠牲者を追悼する國家行事は中國人民の長年にわたる強い聲であり、要望だった。
1937年12月13日、日本侵略軍は南京でわが同胞に対する40日余に及ぶこの世のものとは思われない大虐殺を開始し、內(nèi)外を震撼させた南京大虐殺事件を起こした。この國際法に公然と違反した殘虐行為の証拠は確実で動かすことができない。
1994年12月13日から、毎年この日に江蘇省と南京市は南京大虐殺犠牲者追悼式を開催し、すでに20年が経過している。毎年、虐殺事件生存者、犠牲者の家族代表らが式典に參加しているが、かれらは何度も國がこの行事を重視するよう要請してきた。中國第2歴史資料館、江蘇省社會科學(xué)院、南京大學(xué)、南京師範(fàn)大學(xué)等の長い間、南京大虐殺史研究に従事してきた専門家、學(xué)者も、しばしば江蘇省と南京市の主催行事では不足であり、もっとレベルを上げ、國家指導(dǎo)者が式典に參列し、犠牲者の生命に対する尊厳と歴史に対する責(zé)任を示すような儀式にすべきだと提起してきた。
全人代代表、全國政治協(xié)商會議(全國政協(xié))委員もこうした人民の要望を「両會」の場に持ち出してきた。2005年3月9日、第10期全國政協(xié)第3回會議で、全國政協(xié)委員で江蘇省人代常務(wù)委員會副主任だった趙龍氏は、初めて、毎年12月13日を國家的な記念日とする案を建議した。2012年3月9日、第11期全國政協(xié)第5回會議で、趙氏は再度提案した。同時に、3月10日、第11期全人代第5回會議で、全人代代表、中國國民黨革命委員會(民革)江蘇省委員會副主任委員、南京蕓術(shù)學(xué)院院長の鄒建平代表らが國家行事格上げを提案、建議した。
これは人々の願望であり、訴えだった。人民の意向は何よりも高く、何よりも重い。