日本民主黨の4人の高官、岡田克也前黨首、細野豪志前幹事長、中川正春幹事長代行、渡辺周幹事長代行が、20日から22日にかけて訪中する。時事通信社は、「民主黨の高官による今回の訪中は、中國と日中関係改善の方法を模索するためだ」と伝えた。
共同通信社は民主黨高官による今回の訪中について、「日中関係が日増しに緊張を強めており、安倍政権は対中外交で頭を悩ませている。民主黨が最大野黨としてこの大きな動きに出たのは、対中外交で成果をあげ、民主黨の存在感を高めるためだ」と分析した。
民主黨のある國會議員によると、民主黨が高官による訪中団を派遣した一つ目の目的は、民主黨の政界における存在感を強めることだ。二つ目の目的は、安倍政権が中國と膠著狀態に陥る中、「政黨外交」の新たなルートを切り拓き、安倍政権を抑制し、戦いを挑むことだ。三つ目の目的は、民主黨が今後政権を奪取する可能性を中國に示すことだ。
この國會議員は、「民主黨の高官による訪中団をもてなす中國は、內容よりも形式を重視している可能性がある。政権発足以來、民主黨は中國側と良好な関係を維持していた。中國も民主黨が與黨になることで、日中関係が大幅に改善されると考えていた」と語った。しかし民主黨の3年間の政権運営期間に、中日の漁船衝突事件が発生し、釣魚島(日本名?尖閣諸島)に対する「國有化」が実施された。そのため中國側は、実際には民主黨を信頼していない。政治の相互信頼関係がないため、中國側は民主黨と実質的な合意內容をまとめがたい。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2014年3月21日