程永華大使は６月１７日、日本の「読売新聞」に署名入りの文章を発表し、西沙諸島近海でボーリング作業(yè)中の中國企業(yè)がベトナムの不法な妨害を受けている問題の真相を説明した。全文次の通り。

西沙諸島は中國固有の領(lǐng)土だ。中國は西沙諸島を最も早く発見し、最も早く開発経営し、最も早く管轄した。早くも北宋年間（西暦９６０―１１２６年）、中國は西沙諸島を管轄範(fàn)囲に入れるとともに、水軍を同海域に派遣してパトロールさせた。一度日本に不法占領(lǐng)された西沙諸島は、第二次大戦終了後、再び中國政府の管轄下に戻った。

１９７４年以前、ベトナムの歴代政府は中國の西沙諸島の主権についていかなる異議も唱えたことはなく、政府の聲明、覚書でも正式に認(rèn)めていた。１９５８年９月、ベトナムのファン?バン?ドン首相は中國の周恩來総理に送った覚書で、この立場を厳かに表明した。ベトナムの新聞?雑誌、地図や教科書も西沙諸島を中國領(lǐng)土と認(rèn)めていた。その後、ベトナムは前言を翻し、約束に背いて、中國の西沙諸島に対する領(lǐng)土要求を出し、國際法の原則と國際関係の基本的準(zhǔn)則〈規(guī)範(fàn)〉に著しく背いた。

現(xiàn)在、中國企業(yè)は西沙諸島の接続水域內(nèi)で探査活動を進(jìn)めており、作業(yè)海域は中國の西沙諸島中建島からわずか１７カイリだが、ベトナムの大陸海岸からは約１５０カイリ離れている。中國企業(yè)による作業(yè)は完全に中國の主権の範(fàn)囲內(nèi)のことだ。

ベトナム側(cè)は連日、武裝船を含む多數(shù)の船を繰り出して、中國側(cè)の作業(yè)を不法、強(qiáng)引に妨害し、現(xiàn)場で法執(zhí)行中の中國政府の公務(wù)船に體當(dāng)たりするほか、同海域に「フロッグマン」など水中特殊作業(yè)員を送り込んで、漁網(wǎng)、浮遊物など大量の障害物を置いた。これまでにベトナム側(cè)の船が中國側(cè)の警戒水域に突っ込み、また中國側(cè)の公務(wù)船に體當(dāng)たりした回?cái)?shù)は１５００回を超えている。また、ベトナム側(cè)は國內(nèi)における重大な暴力事件を放任し、中國公民の死傷と財(cái)産の被害を招いた。

ベトナム側(cè)の海上での挑発行為に対して、中國側(cè)は強(qiáng)い自制を保ち、中國の作業(yè)と人員の安全確保のため、必要な防備措置をとった。誰が挑発し、誰が緊張と不安を作り出しているのか、偏見をもたない人ならはっきりわかるはずだ。

中國は引き続き最大の自制を保ち、対話による問題の解決に努める。日本の読者には事の真相を理解し、はっきり認(rèn)識し、客観的で公正な立場をとっていただきたい。

「新華網(wǎng)日本語版」2014年6月22日