「第11回北京－東京フォーラム」が24日午前、北京市の中國(guó)大飯店で開(kāi)幕した。午前中に開(kāi)幕式と全體會(huì)議が終わり、午後は両國(guó)代表による分科會(huì)が開(kāi)かれた。安全保障分科會(huì)には16名が參加し、「安全保障政策と管理體制―安全保障への相互理解と両國(guó)の政策」について、ポジティブで建設(shè)的な議論を行った。 　

安全保障分科會(huì)では、中國(guó)の軍事科學(xué)院中米防衛(wèi)センター主任の姚雲(yún)武氏が最初に発言。中國(guó)がここ2年にわたり、國(guó)家の安全維持のために國(guó)家安全委員會(huì)設(shè)立などの措置を5件講じたことを明らかにし、一連の措置が中國(guó)の安全概念など3つの方面に変化を起こしたと指摘した。一方の日本側(cè)は、元防衛(wèi)審議官の徳地秀士氏が、最近可決された安全保障関連方案に觸れながら日本の防衛(wèi)政策を説明した。 　

その後、日本の安全保障関連法案が日米同盟と中國(guó)の安全環(huán)境に及ぼす影響について言及された。日本側(cè)は「密接な関係にある第三國(guó)」が、安全上の共通利益を有し、関與する価値のある國(guó)家を想定しているものの、集団的自衛(wèi)権の行使前に対象國(guó)を定めることは無(wú)いと説明。一方で中國(guó)の東北アジア開(kāi)発研究院の常務(wù)理事で副院長(zhǎng)を務(wù)める楊毅氏は、中國(guó)軍の強(qiáng)大化は國(guó)家の実力と経済発展の需要に見(jiàn)合ったもので、防御のための國(guó)防政策として他國(guó)の脅威にはならないとの見(jiàn)解を示した。また、中國(guó)國(guó)防大學(xué)教授の朱成虎氏は、南中國(guó)海問(wèn)題をめぐる中國(guó)の行動(dòng)がすべて対応型で、南中國(guó)海の安定維持につながっていると述べた。 　

短い休憩を挾んで後半の議論に入ると、キヤノングローバル戦略研究所の神保謙氏は、両國(guó)が信頼関係の強(qiáng)化と危機(jī)管理能力の向上を図り、リスクを比較的低い水準(zhǔn)に抑制することが必要と発言。中國(guó)國(guó)防大學(xué)教授の朱成武氏は、中日雙方に多くの判斷ミスがあるなか、安全保障では両國(guó)が実務(wù)の実質(zhì)的な協(xié)力を行っていないと指摘した。

これに続き、中日雙方がいかに判斷ミスを無(wú)くし、協(xié)力を行っていくかについて議論された。中國(guó)國(guó)際戦略研究基金會(huì)學(xué)術(shù)委員會(huì)主任の張沱生氏は、中日が4つの共通認(rèn)識(shí)を確立してから、広範(fàn)囲での対話(huà)が復(fù)活し、進(jìn)展があったと指摘。ただ、危機(jī)管理體制に関する対話(huà)はできるだけ早期に著手する必要があり、次官レベルの防衛(wèi)協(xié)議を進(jìn)めれば、両國(guó)の協(xié)力関係を発展させることになるとの見(jiàn)方を示した。姚雲(yún)武氏も、両國(guó)の安全保障協(xié)力には非常に大きな潛在力があり、最も重要なのは防衛(wèi)部門(mén)高官同士の交流になると述べたところ、日本側(cè)はこの発言に対してうなずきながら同意した。一方、日本の京都産業(yè)大學(xué)教授の東郷和彥氏は、日本が軍事大國(guó)になることは無(wú)く、両國(guó)が釣魚(yú)島問(wèn)題の解決方法を探ることができるはずと強(qiáng)調(diào)している。

「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版（チャイナネット）」2015年10月25日