安倍晉三首相の主導(dǎo)下、日本は軍拡を加速し続けている。共同通信社の22日の報(bào)道によると、日本の2016年度予算案の全內(nèi)容がほぼ確定された。うち防衛(wèi)費(fèi)は過(guò)去最高の5兆円超に達(dá)し、4年連続の増加となった。

日本政府は21日、2016年度予算案の重要政策に関する閣僚會(huì)議を開(kāi)き、その全內(nèi)容をほぼ確定した。うち防衛(wèi)費(fèi)は740億円増の5兆541億円に達(dá)した。日本の中國(guó)新聞によると、史上最高額の防衛(wèi)費(fèi)は「安倍政権の外交?安保重視の意向が反映された形だ」という。

朝日新聞は、日本は防衛(wèi)予算を拡大すると同時(shí)に、中國(guó)を念頭に置いた武器裝備を強(qiáng)化することになると報(bào)じた。日本は同時(shí)に海外との協(xié)力推進(jìn)を加速し、米印豪との協(xié)力により、中國(guó)に対抗するいわゆる「ひし形包囲網(wǎng)」（ダイヤモンド構(gòu)想）を構(gòu)築しようとしている。共同通信社によると、安倍首相は今月、インドやオーストラリアと立て続けに首脳會(huì)談を開(kāi)いたが、「中國(guó)の海洋活動(dòng)」を念頭に4カ國(guó)の協(xié)力を促す狙いがあったという。

中國(guó)社會(huì)科學(xué)院日本研究所の呂耀東氏は、「このいわゆるひし形包囲網(wǎng)は、すでに単なる概念や構(gòu)想ではなくなっている。日本はこれを現(xiàn)実化させようとしている。中國(guó)はこれらの兆候を無(wú)視できない。中國(guó)は國(guó)力、特に國(guó)防能力を強(qiáng)化しなければ、アジア太平洋の変化に対応できない」と指摘した。

安倍首相による安保関連法案の推進(jìn)は、國(guó)內(nèi)で強(qiáng)い抵抗を受けている。來(lái)年の選挙に備え、日本政府は集団的自衛(wèi)権の行使の日程を遅らせることを決定した。日本の態(tài)度は、世界でも懸念を引き起こしている。タイ英字紙『ネーション』は、米日が協(xié)力し、アジアで戦略的抑止力のゲームを展開(kāi)していると報(bào)じた。同地域における中國(guó)の勢(shì)力拡大に伴い、多くの國(guó)が日本との協(xié)力の機(jī)會(huì)を模索している。米日が抑止力を発揮できるかを判斷するのは時(shí)期尚早だ。しかしこれは同地域の軍事化を招き、アジア太平洋を「安全の苦境」に陥らせる可能性が高いというのだ。

外交學(xué)院教授の周永生氏は、「日本が中國(guó)に対抗する包囲網(wǎng)を構(gòu)築するのは、一國(guó)のみで対抗する自信がないからだ。日本の実力と求心力は不十分であり、包囲網(wǎng)の形成は困難だ。しかし日本がこのように中國(guó)を念頭に置くことで、一部の影響が生まれる。日本は外國(guó)で活動(dòng)し、中國(guó)脅威論を宣伝しているが、これは中國(guó)の國(guó)際的なイメージに悪影響を及ぼす。また日本の東中國(guó)海における軍事力の配備は、非常に実在的なものだ」と述べた。

周氏は、「日本が協(xié)力を試みているのはいずれも大國(guó)だが、世界の大國(guó)が日本の利益を中心に回ることはない。インドやオーストラリアなどの國(guó)は、ある程度日本に合わせるかもしれないが、日本の言いなりになることは絶対にない」と話した。

「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版（チャイナネット）」2015年12月23日