第2に、日本側は考えを変え、時代後れの冷戦思考を捨てるべきだ。まさしく時代後れの冷戦思考に導かれる形で、日本側は中國の全ての合法的で理と情にかなった発展や進歩を脅威や挑戦と見なし、さらには焦慮を募らせ、容認できないとすら考えている。このため、引き続き米國との同盟関係を強化しようとし、また中國と溝がある國をもっと抱き込み、共に中國の発展を封じ込め、抑え込もうと愚かにももくろんでいる。このように冷戦思考にひどく囚われている日本政界が、冷戦思考の泥沼にはまり抜け出せない日本政府要人が、どうして中國の発展と拡大を冷靜に、客観的に、公正に受け止めることができるだろうか?そして中日関係の前向きな発展を真に後押しすることができるだろうか?
第3に、日本側は中日友好関係の発展を長期的?戦略的行動とするべきであり、中日関係を「都合が良ければ用い、悪ければ捨てる」道具と見なしてはならない。もし日本政府要人が、対中関係の深化を長期的?戦略的行動と考え、長期的にマクロ的な視點から、さらには中日の子々孫々の利益のためと考え、さらに対中関係発展において外部や國內のいかなる要因の妨害も受けないのなら、この方式に従って発展する中日関係は、いつか必ず長期的な安定した進歩とレベルアップを成し遂げることができるだろう。
第4に、「まいた種は自ら刈り取れ」。中日関係の膠著狀態という「結果」をもたらした日本側がその「原因」を探らなければならない。この「原因」はどこにあるのか?日本側の偏見に満ちて、近視眼的で、「プラグマティズム」の心理にあることをだ。まさに中國に偏見を抱いているからこそ、「中國は新たな覇権の脅威」といういわれなき不安を抱いているといえる。まさに中國に対して近視眼的であるからこそ、「中國との関係発展はあってもなくてもよい」という外交における迷いが生じ、「プラグマティズム」の外交思想があったからこそ、「必要時には関係を発展させ、不要時には距離を置く」という外交的悪循環があったのだ。日本側がこうした偏見に満ちて、近視眼的で、「プラグマティズム」の心理を徹底的に捨て去った時、中日関係は「初心を忘れず、未來を開く」平和友好の安定した道を歩み出すことができるだろう。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年3月8日